副作用を軽くするために大切なこと

2017/08/23

治療

関節リウマチの中心的な治療となる薬物療法。多くのリウマチ患者さんはお薬を使用されているかと思います。薬を使用する時は、その薬の効果だけでなく、副作用にも注意が必要です。副作用はきちんと理解すれば、必要以上に恐れることはありません。副作用を軽くするために患者さんご本人に守っていただきたいことをご紹介します。

定期的に医療機関を受診する

薬を服用している間は、医療機関で血液検査と尿検査を欠かさず受けましょう。これらの検査は、副作用のチェックはもちろん、薬の効果を確認し、薬を調整していくためにも重要です。

医師の指示どおりに服用する

◇飲み忘れない

◇効果が出ないからといって、薬の量を増やさない

◇症状が軽くなったからといって、薬の量を減らさらない/やめない

 

これらは必ず守ってほしいことです。

薬をいったんやめてしまうと、次に症状が出た時に、再び同じ薬を使っても効果が得られなくなってしまうことが、研究データで明らかになっています。

些細なことでも医師に伝える

気になる症状があったら、小さなことでも医師に伝えましょう。特にアレルギー症状、せきなどは医師に診断してもらう必要があります。また医師に伝えることで薬の量を調整してもらうことも大切です。

服用のタイミングを守る

薬が処方されるときに、薬剤師から「この薬はいつ(食前、食後、食間、頓服)飲みましょう」と説明を受けるはずです。決められた時間を守って飲むことが、副作用の軽減にもつながります。

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この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック