生物学的製剤「アクテムラ」の特徴

2017/11/14

治療

2017年10月時点で、生物学的製剤は7種類あります。今回は、生物学的製剤で唯一IL-6を抑える製剤「アクテムラ(一般名:トシリズマブ)」についてご紹介したいと思います。

アクテムラの特徴を簡単に

日本で製造された薬
IL-6受容体阻害薬
点滴、皮下注射、オートインジェクターが選択可能
4週に1回の点滴(約1時間)または2週に1回の皮下注射
皮下注射、オートインジェクターは自己注射が可能
リウマトレックス(メトトレキサート)との併用が必須ではない

 

アクテムラ(一般名:トシリズマブ)は、日本で開発された薬で、TNFα阻害薬による治療で十分効果が現れない人にも効果が期待できます。

TNFα阻害薬と比べ、効果が現れるのには時間がかかりますが、いったん効き始めると安定した効果が得られると考えられています。

アクテムラの作用のしくみ

アクテムラは炎症の元になるIL-6の働きを抑制する薬です。IL-6はTNFと同じくサイトカインの1種ですが、TNFとは分子構造が違います。

IL-6を抑制する製剤メトトレキサートは、現在アクテムラのみです。

アクテムラの使い方

点滴、皮下注射、オートインジェクターが選択可能

4週に1回の点滴(約1時間)または2週に1回の皮下注射が選べます。点滴を受ける間隔は4週間に1回なので、1カ月に1回の通院時に受けられます。皮下注射は、在宅自己注射することも可能です。

 

メトトレキサート併用必須ではない

リウマトレックス(メトトレキサート)との併用が必須ではありません。

 

 

生物学的製剤は薬の種類によって使い方、投与方法が異なります。
ご自身のライフスタイルに合わせて、継続しやすい方法・薬剤を医師と相談しましょう。

この記事のタグ

この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック