発病後1~2年以内のリウマチ治療が重要である理由

2017/08/28

治療

どんな病気でも早期発見・早期治療が大切!と言われますが、リウマチ治療もまさにそうです。リウマチはどうして早期発見・治療が重要なのかを分かりやすく解説します。

関節破壊は発病後1~2年で進行するため、初期の治療が大切!

かつてリウマチは、発症から10年以上経過してから関節が破壊すると考えられていました。しかし最近では下図のように発症2年以内(特に6か月以内)に30%近く関節破壊が進行することが分かってきました。それが積み重なり510年で関節の変形が起こります。

 

 

治療をしないと関節破壊はじわじわと進行し、元の健康な関節には戻らなくなってしまいます。そうならないためにも、早期にリウマチを発見し、適切な治療を開始することが非常に重要になります。

 

アメリカリウマチ学会のガイドライン(治療指針)上でも「診断がついてから3か月以内」により有効性の高い抗リウマチ薬による治療を行うことを推奨しています。

Window Of Opportunity(ウインドウ・オブ・オポチュニティ)を逃さないために

発症2年以内の治療に重要な時期をWindow Of Opportunityと呼んでいます。この貴重な時期を逃さずに積極的に治療を行うことで、寛解のみならず治癒を目指すことが可能と考えられています。

このWindow Of Opportunityを逃さないためには、ご自身でリウマチを疑い、適切な医療機関に早めに受診していただくことが大切になります。リウマチの初期症状は、疲労と見すごしやすいものです。初期症状があれば、早めにリウマチ専門医を受診しましょう。

 

リウマチの初期症状(一例)

●朝起きた時のこわばり
●関節痛(関節の痛み、腫れ、違和感)
●指の第2・第3関節の腫れ
●疲れやすい
●目や口が渇く
など

この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック