生物学的製剤「シムジア」の特徴

2017/11/13

治療

2017年10月時点で、生物学的製剤は7種類あります。今回は、生物学的製剤の1つ、シムジア(一般名:セルトリズマブペゴル)について詳しく紹介していきます。

シムジアの特徴を簡単に

ヒト由来のたんぱく質で作られている
TNF阻害薬
ローディング投与(投与開始時、2週間後、4週間後に400mg皮下注射を行い、一気に血中濃度を上昇させること)が可能
在宅自己注射ができる
メトトレキサート(MTX)と併用しても、しなくても使用できる
 ※有効性の差が大きいので出来る限り併用する
妊娠中・妊娠希望の人に投与可能

 

シムジア(一般名:セルトリズマブペゴル)は、日本では2013年に承認された生物学的製剤です。レミケードやヒュミラ、シンポニーと同じTNF阻害薬ですが、MTXとの併用が必須ではなく、かつ、胎盤への移行がないと考えられるため、妊娠を希望する場合にも使用できる可能性があるといわれています。

シムジアの作用のしくみ

シムジアはTNF阻害薬の一つです。炎症の元となるTNFαを抑えるだけでなくTNFαを作り出す細胞を壊す力も持っている抗体製剤です。

 

シムジアの使い方

在宅自己注射が可能

皮下注射製剤で、自己注射も可能です。

 

ローディング投与

1回400mgを初回、2週後、4週後に使用し、一気に血中濃度を上昇させること(ローディング投与)が可能です。その後は1200mg2週間隔で使用します。症状が安定した後には、1400mg4週間隔で使用することもできます。

 

メトトレキサート併用で効果が高まる

MTXの服用は必須ではありませんが、併用すると効果が高まります。

 

妊娠中・妊娠希望の人に投与可能

胎盤および乳汁への移行がほとんどないと考えられています。

 

 

生物学的製剤は薬の種類によって使い方、投与方法が異なります。

ご自身のライフスタイルに合わせて、継続しやすい方法・薬剤を医師と相談しましょう。

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この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック