秋になったら、インフルエンザ予防接種を!

2017/09/29

治療

 

10月頃になると、インフルエンザ予防接種がはじまる医療機関が多いですね。関節リウマチの方は「インフルエンザ予防接種を受けて大丈夫なのか?」「受けた方がいいのか?」と思うかもしれません。この記事では、関節リウマチ患者さんのインフルエンザ予防接種についてご紹介します。

 

 

関節リウマチの方は、感染症にかかりやすい

 

関節リウマチの患者さんは、治療薬の副作用などで感染症にかかるリスクが一般の方よりも高くなることが多く、予防接種を受けたり、手洗い・うがいなどの日常生活における対策がとても大切です。

特に呼吸器感染症を予防する「インフルエンザワクチン」と「肺炎球菌ワクチン」は受けることをお勧めします。

 

予防接種でインフルエンザを防ぐ

 

リウマチ治療薬を服用している関節リウマチ患者さんでも、インフルエンザワクチンの予防効果はあります。「関節リウマチだからインフルエンザ予防接種は受けられない」ということはないので、インフルエンザ予防接種はぜひ受けるようにしましょう。

インフルエンザワクチンを接種していれば、もしインフルエンザに感染したとしても発症が抑えられたり、重症化を避けられます。

 

公費負担があるか要チェック!

 

インフルエンザ予防接種は、健康保険が適用されません。原則的に全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります。金額はかかりつけの医療機関に確認しましょう。

お住いの地域によっては、インフルエンザ予防接種費用の一部が公費負担される場合があります。詳細は、市役所や区役所に確認しましょう。

 

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この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック