関節リウマチと骨粗しょう症の関係

2017/09/27

症状

 

関節リウマチの患者さんは、骨粗しょう症を合併しやすいといわれています。この記事では、どうして関節リウマチの患者さんが骨粗しょう症になりやすいのか解説していきます。

 

関節リウマチの患者さんは骨粗しょう症になりやすい状態

 

以下の3つの理由で関節リウマチの方は骨粗しょう症になりやすい状態にあります。

 

 

関節リウマチの炎症によるもの

 

関節リウマチによる炎症によって、炎症に関わる物質が全身に放出されます。これらの物質が骨を破壊したり、骨の形成を抑制して骨をもろくします。また、痛みで関節を動かさなくなると、関節の周辺から骨が委縮していきます。こうして骨粗しょう症が進行していくのです。

 

 

ステロイド薬によるもの

 

関節リウマチの治療に、ステロイド(副腎皮質ホルモン)薬が使われることがあります。ステロイドには、骨を作る細胞の働きを抑制する作用があるため、骨粗しょう症になりやすくなります。

 

 

痛みによる活動性の低下によるもの

 

運動は、骨量の維持・増加に有効です。関節リウマチの障害が進んでしまうと、日常動作が難しくなり、運動量が減ってしまいます。そうなると、骨粗しょう症が進行します。

 

減少した骨量を増やすのは大変!予防が大切。

 

骨量は一度減少すると増加させるのが簡単ではありません。そのため、骨粗しょう症の予防が大切です。関節リウマチの治療はもちろんですが、骨粗しょう症の検査を定期的に受け、骨粗しょう症の疑いがある場合は薬物療法などによる対策が重要になります。

 

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この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック