手、足の小さな関節は症状が出やすい

2017/08/28

症状

関節リウマチを発症するとさまざまな症状が出ますが、今回は手と足の小さな関節に起こる病変をみていきます。

関節リウマチは「手の指」から始まることが多い

手の関節は関節リウマチの最初からおかされやすい部分です。特に指の第23関節は、リウマチ患者さんのほぼ全員に病変が起こるといっていいほどです。

 

●手の関節

手の指

親指には2個、親指以外は3個の関節があります。
手の関節は、骨と骨とが向かい合い、関節包がつないでいるだけのシンプルな構造をしています。そのため、関節の腫れがつづくと関節包がゆるんでしまい、骨と骨は簡単にずれてしまうのです。そうして関節リウマチ特有の変形が起こります。

 

手首

橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃっこつ)の端と、橈骨手根関節が初期からおかされやすい部位です。手首の関節は、ものを持ったり、つかんだりする時に動きの要となる重要な部分。ここが障害されると、日常生活に支障が出てきます。

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足の指の付け根の病変は、関節リウマチの特徴

足も手と同じように、初期から病変が現れやすい部位です。特に、指の付け根(MTP関節)に腫れがみられます。朝起きて歩き出す時に「足の裏に砂利道を踏むような」不快な痛みを感じます。この症状は、他の病気ではあまりみられず、関節リウマチに特徴的だといえます。

 

●足の関節

 

足の指

手の指と同じように、構造が簡単なため、骨と骨がずれやすくなります。足は全体重を支えているため、指にはかなりの負荷がかかります。そのため、最初は少し指が曲がった程度であっても、歩く動作が変形を加速させていきます。

外反母趾(がいはんぼし)、槌指(つちゆび)、重複指、痛みを伴う足底のタコ、などの変形があらわれると、はける靴がなくなってしまったり、歩くことが困難になります。

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この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック