ひじ・首・胸は何をチェックしてる?

2017/09/11

症状

関節リウマチで通院していて「どうしてこんなに、いろいろ調べるのだろう」と感じたことはありませんか? 関節リウマチは全身に病変が起こる病気なので、全身をさまざまな角度からみていく必要があるんです。今回は「ひじ」「首」「胸」で何をポイントにみているのかを説明していきます。

 

「ひじ」周辺のしこり

 

ひじは、関節リウマチ特有の症状である「リウマチ結節(リウマトイド結節)」ができやすい部分。関節の近くにできると骨や軟骨と勘違いすることがありますが、これはコブ状のしこりで、比較的よくみられる関節外症状です。

 

「首」や周囲のはれ

 

関節リウマチは甲状腺の病気を併発する場合があるので、首の周辺を調べていきます。

 

首前部の腫れや、首や脇の下のリンパ節が腫れていないかを調べます。首を触診して痛みがあるかどうか、声のかすれがないかも確認します。

 

甲状腺の病気が疑われる場合は、血液検査を行い、甲状腺ホルモン、抗体、甲状腺刺激ホルモンの量をチェックします。

 

「胸」の異変

 

関節リウマチは心臓や肺の病気を併発することもまれではありません。そのため聴診、胸部X線検査、心電図、心臓エコーなどで定期的な検査を行う必要があります。

 

診察の際は、両方の肺の下に通常とは違う音が聞こえないか聴診し、間質性肺炎の併発がないかをチェックすることが重要です。間質性肺炎が疑われる場合は、さらに肺のCT検査を行います。

 

さまざまな診察や検査には意味がある

関節リウマチは「全身にかかわる病気」であることがポイントです。医師は、痛みや腫れなどの症状がでている部分はもちろんですが、無症状の部分、臓器に関節リウマチの影響がでていないかをチェックしています。

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この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック