関節以外の症状「リウマチ結節」

2017/09/12

症状

 

関節リウマチは全身の結合組織(細胞と細胞の間にある組織)や、そこを走っている血管にも炎症が起きます。そのため、関節以外の臓器にも症状が出ていないか、全身をチェックしなければいけません。今回は関節外症状の1つ「リウマチ結節」について紹介します。

 

骨が出っぱっている部分にできやすい「コブ」

 

関節リウマチの患者さんには、ひじの外側などに硬い「コブのようなしこり」ができることがあります。これが「リウマチ結節(リウマトイド結節ともいわれる)」です。関節の近くにできると、骨や軟骨と勘違いすることもあります。

 

リウマチ結節の多くは、後頭部、ひじ・ひざの外側、かかと、アキレス腱、臀部など、骨が出っぱっていてものにあたりやすい部分の皮下にできます。肺や心臓の筋肉にできる場合もあり、この場合は症状が重くなることがあります。

コブの大きさはさまざまで、感染を起こさない限り痛みはありません。

 

関節リウマチの活動性に関係している

 

リウマチ結節は、関節リウマチの活動性と関係があると考えられていて、リウマトイド因子の値が高い患者さんに多くできやすいといわれています。

炎症が激しくなると大きく硬くなり、症状が治まってくると小さくやわらかくなり、時には消失する場合もあります。

 

リウマチ結節は、米国リウマチ協会の診断基準の1つに含まれている症状で、関節リウマチ特有の症状です。これができていると他の病気と区別する目印となります。

 

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この記事の監修

湯川リウマチ内科クリニック 院長
日本リウマチ学会専門医・評議員
湯川宗之助

湯川リウマチ内科クリニック