患者さんの負担を減らす、福祉制度
2017/08/24

関節リウマチの治療は長期にわたる場合が多いため、治療費の負担は少しでも軽減したいものです。リウマチ患者さんの負担を減らすさまざまな制度を知って、活用していきましょう。
どんな福祉制度があるのか理解しよう
福祉制度は複数ありますが、大きく4つに分類しました。医療費を減らしたい、ヘルパーを頼みたい、装具や用具を入手したい、住宅を改修したい・・・そんな時は、利用できる福祉制度がないか確認しましょう。
医療費の負担を軽くする制度
◇健康保険
(高額療養費の払い戻し、高額療養費貸付制度、限度額適用認定証)
◇身障手帳
(障がい者医療費助成制度、自立支援医療)
◇特定疾患治療研究事業
(悪性関節リウマチが対象。一般の関節リウマチは対象になりませんが、合併症の中には対象となるものがあります。)
◇確定申告による税の免除
ヘルパーを頼む時に活用できる制度
◇身障手帳
◇介護保険
◇難病患者等居宅生活支援事業
装具や用具を入手する時に活用できる制度
◇身障手帳(補装具)
◇介護保険(福祉用具貸与・販売)
◇健康保険(治療用装具)
◇難病患者等居宅生活支援事業(日常生活用具)
住宅を改修したい時に活用できる制度
◇身障手帳
◇介護保険
福祉制度をうまく活用するために、専門家への相談が大切
リウマチ患者さんの療養生活を支えるために、さまざまな福祉制度があることが分かりますね。
それぞれの制度にはサービスを受けるための条件があり、申請が必要です。制度は複雑であり、金額などはよく変更されていますので、専門家に相談することをお勧めします。
相談窓口
●お住いの市区町村の担当窓口
●病院のソーシャルワーカー など
窓口が分からない場合は、まずは通院している医療機関へ相談してみましょう。
●お住いの市区町村の担当窓口
●病院のソーシャルワーカー など
窓口が分からない場合は、まずは通院している医療機関へ相談してみましょう。